”ゆがみ”は自己治癒力の低下と密接な関係があります。
では,なぜ「首・背骨・骨盤」が,ゆがむと自己治癒力が低下するのかその理由について述べたいと思います。
1.意志とは関係なく筋肉が常に緊張した状態になります。
身体がゆがむとそれ以上身体がゆがまないように,身体中の筋肉が緊張してゆがみから守ろうとします。
これがやがて「コリ」となり,そのままにしておくと「痛み」や「しびれ」の原因となります。
また,筋肉が意思とは関係なく常に緊張状態にあるため,身体が疲れやすい状態になったり,寝ても疲れが中々取れなかったり,さらには自律神経の働きの低下などを引き起こします。
つまり,本来必要のないエネルギーを常時消費することになり,これが自己治癒力の低下を招いているのです。
2.「血液・リンパ液・脳脊髄液」という三大体液の循環が悪くなります。
身体がゆがみ,筋肉が緊張することにより,「血液」,「リンパ液」の循環が悪くなり,身体に十分な酸素が送られなくなったり,老廃物が除去できなくなり身体の抵抗力が低下します。
また,「首・背骨・骨盤」の状態が良くないと,脳や背骨の中を循環し,脳や神経に栄養を送ったり,老廃物を除去している「脳脊髄液」の循環が悪くなり,脳から身体への神経伝達機能が低下します。
神経の伝達機能が機能が低下するということは,身体を治そうとする伝達機能が低下することであり,そのために自己治癒力が低下するのです。
3.「脳幹」の機能が低下します。
「首」のゆがみ,特に「上部頚椎」と呼ばれる,「後頭骨」,「第一頚椎」,「第二頚椎」にゆがみがあると,その中をぶら下がるように通っている脳の一部の「脳幹」が圧迫を受け,機能低下を引き起こします。
生命脳と呼ばれるところで,主な働きは,
・呼吸の調整(体内酸素量の調整)
・血流・血圧・血液量・心拍数の調整
・睡眠欲・食欲・性欲などの調整
・体温の調整
・自律神経の調整
・免疫調整
・毒素の排出の調整
・身体維持機能調整
・五感(視・聴・臭・触・味)の調整
・怒り・恐れ・不安感等のストレス調整
などで,脳の中でも最も重要な部分であり,人が生きていくため(生命活動)の根源部位です。
コリや痛みやしびれを解消しようとしても,自己治癒力が低下していては,例え一時的には不調が良くなっても再び再発してきます。
また,不調を解消することばかりしていると,ひどい場合は他の部位まで痛くなったり,しびれてきたりする場合もありますし,例えコリや痛みが改善しても風邪をひいたり,ウィルス感染していたのでは本来の健康とは程遠い状態だと思うのです。
当店では自己治癒力を上げることにより,皆様のコリや痛み,しびれはもちろん,病気にならない健康な身体になってもらうことを目指しております。
「首・背骨・骨盤」 を正しく整えて,本来の健康な状態を目指しましょう。