【健康情報】猫背はなぜダメなのか?

猫背でお悩みの方は非常に多いのです。

では,猫背ではない良い姿勢の基準とは?

当店にも猫背でお悩みで姿勢改善を目的に来店される方が時折いらっしゃいます。

では,猫背ではない良い姿勢というのはどういった姿勢のことを言うのかご存知でしょうか?

正しい姿勢というのは,左の絵のように

・耳の穴
・大転子
・外側のくるぶし

これらが赤の直線上にある状態が解剖学的に正しい姿勢となります。

ところが下の写真のように一見すると正しい姿勢のように見えるモデルさんでも,写真に上の様な線を引いてみると上で示した3点が線から随分とずれているのがわかります。

このような猫背の方はすごく増えていて,その原因は現代の生活環境にあります。

現代は昭和の時代と違って仕事の形態もかなり変化して,パソコンを使ったデスクワークが主流になり・・・

そしてスマホの普及が猫背を増やしたとも言えます。

猫背は見た目にも良くないのですが,身体にも様々な影響を与えることがあるのです。

猫背になると首や肩,腰などに負担がかかるようになり,

  1. 首・肩こり
  2. 腰痛
  3. 膝痛

など,これらの身体の不調が引き起こされるのは,多くの方がご存知だとは思いますが,ここではその他の猫背が原因の身体の不調を上げてみます。

猫背が原因の身体の不調

五十肩

五十肩と猫背ってあまり関係ないように思えるかもしれませんが,実はかなり深く関係があるのです。

例えば,良い姿勢にしてみます。

(見た感じ,全然良い姿勢ではないですけど・・・^^;)

この状態でバンザイするように両手を上に上げてみます。

しっかりと腕が上方に上がっています。
(本当は耳が腕より前に出ないといけないんですけど・・・。^^; )

次にわざと猫背の姿勢を作ってみます。

先ほどと同じようにバンザイしてみます。

しかし,腕が全然上方に上がりません。

このように猫背だと肩の関節の動きが制限されてしまい,やがて肩の関節が固まってしまい五十肩の原因となることが多いのです。

頭痛・イライラ・疲労感・不眠などの不定愁訴

これらの原因不明の身体の不調も猫背が原因のことが多々あります。

というのも

先ほどと同じように良い姿勢になって大きく息を吸ってみます。

深く息が吸えることがわかると思います。

次にわざと猫背の姿勢を作って同じように大きく息を吸ってみます。

しかし,猫背で息を大きく吸おうと思っても大きく吸えないのがわかると思います。

この事から猫背であると呼吸が浅くなり,酸素を身体に十分取り入れることができないと言えます。

また,いつも言ってることですけど三大体液と呼ばれる

「血液・リンパ液・脳脊髄液」

猫背だとこの三大体液の循環が悪くなります。

これらの猫背が引き起こす様々な原因で頭痛・イライラ・疲労感・不眠などの不定愁訴などが起こり得るのです。

さいごに・・・

猫背は自己流で改善する時はご注意を!

猫背は見た目が悪いだけでなく,こうした様々な身体の不調を引き起こします。

この記事を読んでご自身で猫背を改善しようとあれこれとネットや本などで調べて体操やストレッチなどを始める方もいらっしゃるとは思いますが,それはそれで素晴らしい事だと思います。

ただ,ネットの情報などを頼りにするとネット情報は間違った情報も多いのであまり効果がなかったり,最悪の場合,身体に支障を伴うこともありますのでご注意ください。

プロにお手伝いしてもらう方が結果的に効率良く改善

それと猫背を改善しようとしても各関節や筋肉が固まっていて思うように改善しなかったり,長い時間を要することがあります。

手前味噌になりますが,やはり我々のようなプロの施術を受けて固くなった関節や筋肉を緩め,普段の猫背が改善しやすい姿勢のアドバイスを受けた方が遥かに効率良く改善できたりもしますよ。