施術例 ~坐骨神経痛 ~【60代 男性 医療従事者】

病院に勤務する臨床検査技師の方の坐骨神経痛

日常生活にかなり支障が出ているほどの症状

当店と非常に関わりの深い豊明市のリラクゼーション店「リフレ豊明店」のお客様からのご紹介でわざわざ豊明市から御紹介者の方とお二人でいらっしゃいました。

来店時に早速詳しくお話をお伺いしました。

・仕事の性質上,無理な姿勢を何分間か取り続けることが多く,その影響からか坐骨神経痛が発症。

・今までは症状が出ると,半田市のカイロプラクティック店で施術を受けていました。

・しかし,そのカイロプラクティック店の先生が高齢のためちょくちょく長期休暇をとるため,その長期休暇中に症状が悪化。困り果てて紹介で当店へ来店。

・今一番つらいのはしゃがんで立ち上がるときで,風呂に入るときは高さのある椅子を購入し,それに座って体を洗ったり頭を洗ったりして何とかしゃがまなくていいようにしのいでる。

・またトイレで便座に座った後,立ち上がろうとすると腰に激痛が走り,壁に持たれながら少しづつしか立てない。

・病院でMRI検査も行っていて昨年は腰部脊柱管狭窄症と診断され,その数年前は椎間板ヘルニアと診断されたようです。

これまで他院に通っていた方には,どうしても比較されてしまうのでやりにくさもあるんですけど,逆に当店の良さを知ってもらう絶好の機会ですのでモチベーションが上がります。(^^)

しかし,腰部脊柱管狭窄症に椎間板ヘルニアですか・・・。^^;

まぁこれは見なかったことと気にしないことにします。(笑)

というのも,腰痛や坐骨神経痛の原因が,腰部脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアとは限らないとする説が最近多く聞かれるようになったからなんです。

このことはまた別の機会にでも書きたいと思います。

検査してみるとそんなに陽性反応がない

ではでは,早速当店ならではの検査に入ります。

骨盤・背骨・首というようにいつものように検査していきますが,予想外の反応が出てます。

予想外いうのは,症状からして実際はもっと鋭敏な反応が出るかと思いきや,意外や意外に反応が薄かったのです。

特に背骨の歪みに関する検査においては,ほとんど反応がありません。

しかし,骨盤関係のゆがみの反応は明確にあったため,坐骨神経痛のところでも書きましたが,腰椎に大きな負荷がかかってるのでしょう。

骨盤を調整し腰椎のストレスを解放することに集中します。

とは言っても,身体の不調は全体のバランスの崩れやゆがみから来てるので当然,検査反応はなくても背骨と首もしっかり調整させていただきました。

施術終了後,驚きの声が・・・。

骨盤・背骨・首と一通りの調整が終わり,ベッドからゆっくりと起き上がっていただきました。

すると,何かいつもと違う身体の変化を感じたのでしょうか,こちらがまだ完全ではありませんので,あまり無理な行動や腰に負担のかかる動きをしないでくださいね・・・って言おうと思った矢先に,ご自身で何度もスクワットのように立ったり,しゃがんだり・・・。^^;

でも,痛そうな表情は無く,驚いた表情をしています。

「あれ?? 全然大丈夫だ!しゃがめる!」

これには,付き添いの方もびっくり。

一回の施術で良くなることはありません。

整体ってボキボキっとされて,その一回ですっかり良くなったっていうイメージが今も根強く残っていますが,実際にはそんなことはなく,どうしても体の変化には時間が必要です。

この方の場合もこの日は大変嬉しそうにお帰りくださいましたが,2回めに来店されたときにお話を伺うと前回の施術後から3日目くらいから,またしゃがむと痛みが出る状態に戻ったそうです。

本当に良くするなら繰り返しの施術が必要です。

当店は全6回での改善を目指しているというお話を,初回の時にお話させていただいたので,この方もその後は毎週,遠く豊明市から足繁く通ってくださり,その甲斐あってか6回目の来店時には,

「おかげさまであれから症状は出ておらず,トイレで用を済ませた後,立ち上がっても何ともありません。本当にありがとうございました」

と,嬉しいお言葉をいただきました。(^^)

坐骨神経痛だけを改善するだけではダメなんです。

坐骨神経痛が解消して本当に良かったのですが,この方の場合は,坐骨神経痛を引き起こしてる原因が腰部脊柱管狭窄症もしくは椎間板ヘルニアの病院での診断が出ていたため,腰椎の過剰なストレスを解消することによって,痛みが解消されました。

しかし,痛みの原因であった腰部脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアを引き起こしている大元の原因は

「身体のゆがみ」です。

身体のゆがみを解消しないかぎり,しばらくしたらまた痛みが戻ってきてしまいます。

そのために,坐骨神経痛だけでなく,どんな不調に対しても必ず身体全体の「ゆがみ」を整えることが再発をできるだけ防ぐ手立てとなるのです。