【ヘルニア・脊柱管狭窄症】坐骨神経痛は病院では治らない!?病院での治療とは?

病院に行かない人が多いのです・・・。

理由は混んでるから・・・。

坐骨神経痛の方には当店に来店する前に医療機関,整形外科に一度診てもらうことは推奨していますが,病院に行かない人は結構多いです。

整形外科はどこも混んでいて待たされるのがイヤというのが理由の一つみたいですが,もう一つ理由があるようです。

それは・・・

以前に病院に行っても何もしてくれなかった・・・。

この意見をとても多く聞きます。^^;

まぁ,痛み止めの薬くらいは出してもらって入るでしょうけど,最近はそれは治療としては何もしてくれなかったと捉える人が多いみたいですね。^^;

病院にもよるんでしょうけど一般的には坐骨神経痛で病院へ行くと次のような治療をしてくれます。

医療機関での坐骨神経痛の治療とは?

薬物療法

よほどの重篤な症状でない限り病院で診療を受けると,まず

ロキソニン,ボルタレン

などの非ステロイド系の痛み止めの薬が処方されて,様子観察となることが多いようです。

その他にも病院によっては筋肉の緊張を解く目的で筋緊張弛緩剤や血流を改善して痛みを出している物質を流す目的で血管拡張薬なども処方されることもあります。

デメリット

痛み止め薬は文字通り痛みを一時的に止めているだけで,薬を飲んで痛くなくなったからといっても決して治っているわけではありません。

しかも,徐々に効果が薄れるために,より強い薬へと変えていくことになるのですが,効き目が強い薬ほど副作用や胃などの内臓に対する悪影響が大きくなります。

それほどのリスクがあるのに長期間服用し続けると再び効果が薄くなってくると言われております。

つまり,痛み止め薬を飲むと痛みが治まるからといって,痛み止めを飲み続けていると気づかないうちに段々と身体の状態は痛み止め薬では抑えきれないくらいに悪化し,別の治療法を試みることになるのです。

神経ブロック療法

坐骨神経痛の場合は背骨の中を通っている神経の束を包んでいる硬膜の外側に打つ,硬膜外ブロック注射をします。

痛みが出ている付近の神経付近に局所麻酔薬を注射することにより,痛みの信号が脳に伝わろうとする神経の動きを遮断(ブロック)し,痛みを消す治療法です。

主に麻酔科やペインクリニックなどで行われています。

デメリット

少々,乱暴な書き方になりますが,痛みを感じてるのは神経なので,痛みを感じてる神経付近に直接麻酔注射を打って神経を麻痺させましょうという考えの治療法です。

また腰から神経の近くに直接,注射針を刺すわけですから,通常の注射より痛みが強く,またシビアな場所への注射液の注入になるため,お医者様の技量が問われる治療法です。

外科的療法

いわゆる手術による治療です。

手術を受けると痛みは大幅に軽くなることが多いのですが,リスクやデメリットもありますので、医師と相談して方針を決めることになります。

しかし,病院へ初めて行ったら,いきなり手術ということはなく,上記の治療であまり効果がない場合などに検討されます。

デメリット

やはり,費用と入院が必要ということと合併症や再発の可能性など多くのリスクとデメリットがあります。

また最近では日帰りで手術可能なのもありますが,保険適用外なのでかなりの高額になります。

医療機関での治療法について当店での見解

薬物療法・神経ブロック療法について

薬物療法も神経ブロック療法も薬によって痛みを感じさせなくする治療です。

当然,薬の効き目が切れたら痛みが再び戻ってくることも多いのですが,これらの治療を繰り返すうちに痛みが治まってくる場合もあります。

というのも,薬によって痛みが治まっている間に炎症がある場合は炎症が治まったり,自己治癒力によって自然治癒することがあるからです。

外科的療法について

ただ痛みを感じさせなくしている薬物療法・神経ブロック療法と違って坐骨神経痛の原因を手術によって取り除くのですから効果は高いです。

例として江戸川病院のホームページを見ると

手術の成功率は90~95%,再発率は5~7%で,再発は1週間で起きることもあれば数年経て起きることもあり,再発が起きた場合,痛みに応じて治療を行いますが,再手術をせざるを得ないことが多い。

江戸川病院のホームページより

参考 内視鏡によるヘルニア手術(MED)江戸川病院

医療機関によっては保険の適用外ですが,最近では日帰り手術などもあるので仕事の忙しく,長期の治療を避けたい方が手術を受ける傾向が強いようです。

100人手術を受けて90人が成功して,その内の7%が再発したとしたら,83.7人が手術成功者ということになります。

以前にテレビで日帰りヘルニア手術をしてる先生が成功率は約8割と言ってたのでそれとほぼ同じ数字ですね。

手術をすれば治る確率は高いが・・・

手術をするのは,よほどひどい状態の時だけ

80%強で手術が成功するなら,医療機関で治ると言えますが,しかし,坐骨神経痛でお悩みで手術を受ける方は全体の数から見たらそんなに多くはありません。

まずは下のような流れで治療が進み,よほど症状がひどい場合のみ手術を勧められます。

坐骨神経痛が現れる。

しばらくは市販の痛み止めを服用。

痛みが治まらないので病院で診察。

市販薬より強い痛み止めの薬を処方。←ココ

処方箋が効かないためペインクリニックで診察

ブロック注射を射たれる。

ブロック注射も効かなくなってきたので大きな病院で診察

手術を勧められる。

病院では治らないとしてる人の多くは,上記のようにココの時点で判断してるケースが多いです。

さいごに・・・

病院の治療は痛みを抑える治療がメイン

病院での治療は,痛み止めの薬も,ブロック注射も痛みを抑えるだけであって,根本的な治療とは言えないのです。

そういった点では手術のみ,原因に対して行う治療とも言えます。

しかし,手術はよほどひどくない限り,医療機関でも積極的に勧めてくることはありませんし,様々なリスクも有るため,簡単に受けることは難しいです。

手術の必要がない状態なら整体で改善が可能です。

実は坐骨神経痛は骨や筋肉の問題の時が非常に多いため,痛み止めやブロック注射などの治療で経過観察中のまだそんなにひどくない状態でしたら,これらを調整することにより改善が期待できます。

場合によっては,病院で手術を勧められてた患者さんでも改善例がありますので,医療機関での治療以外に別の改善法を検討中でしたら,お気軽にご相談ください。