前回の記事では,
約34,000円の安価な補聴器でも,
想像以上に聞こえが改善したという話を書きました。
実際,会話のストレスはかなり減り,
「これはアリだな」
と感じていたのも事実です。
ただ,やはり使い続けていく中で,
いくつか無視できない問題も出てきました。
まず大きかったのが,
フィット感の問題です。
安価な補聴器は,
高価なもののように耳の型を
取って作るわけではなく,
汎用のイヤーパッドを使います。
当然ながら,
人それぞれ耳の形は違うので,
これがなかなかしっくりこないのです。
サイズをいくつか試して付け替えてみても,
「これだ」
というフィット感にはならず,
どこか違和感が残る状態でした。
さらに,高齢者ならではの問題も出てきます。
- 上下を逆に装着してしまう
- 正しく装着できていないことに気づかない
- 「耳がかゆい」と言い出す
こうした細かいトラブルが,
ちょこちょこ起きるようになりました。
それでも,聞こえ自体は改善しているので,
何とか使い続けていたのですが,
そんなある日,母親から連絡がありました。
「補聴器を無くした」・・・と。
友達と食事に行った帰りに,
どこかで落としてしまったようです。
補聴器を購入して,約9ヶ月。
正直,「ついにやったか」という感覚でしたが,
無くすリスクは最初から想定していたので,
驚きはありませんでした。
しかし,問題はここからです。
今後どうするか?
・同じ安価な補聴器をもう一度買うのか
・それとも思い切って高価な補聴器にするのか
特に悩んだのが,
「耳の形に合わせたオーダー型なら,
逆に無くしにくいのではないか?」
という点でした。
フィット感が良ければ外れにくいはずですし,
装着の安定感も全く違うはずです。
ただ,その分価格は一気に跳ね上がります。
そして何より
本当にそこまでの価値があるのか?
そんなことを考えていた時に,
ある製品が目に入りました。
