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足つぼマッサージは効果あるの?

注意

民間療法も含め,治療概念には様々な考え方があります。

ここで述べるのもその一つですので,ご参考程度に御覧ください。

「足つぼ」で身体の不調がわかる?

「足つぼ」は臓器や器官とつながっているとされていますが・・・。

足つぼは,臓器や器官とつながっているとされていて,下のイラストのように足の裏を押せばどこが痛いかで,どこの臓器や器官に不調があるかがわかると言われてます。

例えば足の裏の胃のつぼとされてるところ押して痛みを感じたなら胃の調子が悪いということがわかるわけです。

「足つぼ」の痛い部分をマッサージしても改善しない!?

確かに僕の経験からも,臓器や器官の不調が足の裏のつぼに反映されるようです。

そのため,足つぼマッサージ等では,その痛みを感じる箇所,例えば肝臓の位置が痛ければ,そこをマッサージすれば肝臓の不調の改善に効果があるとされてそこをマッサージするのですが,

個人的にはこの考えには否定的です。

足のつぼは,反射理論によるもので,「反射区」と言ったりします。

反射区・・・つまりは,不調を映し出す鏡のようなものなのです。

鏡をみると自分の顔が汚れていたなら,どこが汚れているかが写し出されるために汚れの箇所がわかります。

「足つぼ」はこれと同じなんです。

鏡に汚れた顔の自分が写っているからと言って,鏡を拭いても顔の汚れは落ちないのと同様に,足つぼは「反射区」と呼ばれているように,あくまでも臓器や器官の不調を痛みという信号で写し出してるだけであり,ここをマッサージしたところで臓器や器官の不調は改善しません。

でも・・・

私の知り合いで足つぼマッサージで胃潰瘍が改善した人がいますよ?

なんてことを仰る方が必ずいらっしゃるのですが,そう仰る方の話を詳しくお聞きすると大抵は足つぼだけでなく,並行して他の治療もされてることが多いんです。

多少は影響があったのかもしれませんが,足つぼマッサージだけで改善したかと言うと疑問に感じます。

足つぼマッサージの弊害

痛い思いをするだけ

よくテレビのバラエティ番組で,足つぼマッサージを受けてお笑い芸人さんとかが,痛みでもんどり打ってそれをみんなで笑ってるシーンとかが良く放送されるのですが,足つぼマッサージとなると決まって,あのような痛いマッサージのシーンばかりなので,足つぼマッサージは痛いというイメージが根付いてて,また実際に多くの足つぼマッサージは,本当に痛かったりします。

別の記事でも書きましたが,僕はマッサージでもストレッチでもそうですが,痛い施術には否定的な考えを持っています。

足つぼマッサージでは,ツボ押しマッサージ棒などで足の裏をグイグイ押すマッサージがありますが,僕も豊田市にある有名な足つぼマッサージ店(?)でツボ押しマッサージ棒でグイグイ押してくる足つぼマッサージを受けたことがありますが,ムチャクチャ痛かったですね。(;´∀`)

※画像はイメージです。

施術した先生が言うには僕は初心者なので,まだ弱めにやったそうですが,その日はもちろん,その後2日くらい足の痛みが引かなかったです・・・。(´;ω;`)

身体が治っていく時というのは,副交感神経が優位になってる状態,つまりは身体がリラックスした状態になることにより,身体は自己治癒力により修復していきます。

人は何かしらの不調があると,例えば風邪をひいたり,体調が悪く気分が優れない時は寝て治そうとします。

捻挫や打撲などの怪我をしたときもそうです。

安静にしてれば自然と治るからです。

このように人,いや生き物全てには自己治癒力というものが備わっており,それが最大限発揮されるのがリラックスした状態なのです。

それなのに,こうした痛みを伴う施術は交感神経が優位な状態,つまり常に身体が緊張した状態になってしまい,自己治癒力が発揮できないんです。

もし,足つぼで本当に身体の不調が改善したなら,それに越したことはありませんが,改善しなかったら,ただ痛い思いをしただけになりますね・・・。(;´∀`)

足の裏の感覚が鈍くなり身体のバランスが崩れる。

足つぼマッサージにはもう一つ弊害があり,足の裏の感覚が鈍くなってしまうことです。

前述したような棒を使った刺激の強い足裏マッサージを頻繁に受け続けると,その痛みに耐えれるように身体の防御作用により自然に足の裏の耐性がついて,ちょっとやそっとの刺激では痛みを感じにくくなります。

実際にそういった足つぼマッサージを受け続けた人の足の裏を触ったことがありますが,まるで足の裏全体が,かかとのように硬くなっていて,普通は柔らかい土踏まずまでガチガチに硬くなっていて驚いた記憶があります。

つまり,強い刺激に耐えれるように身体の防御反応で,足の裏の皮膚を硬くして強い刺激に耐えれるように徐々に変化していったんですね。

実は,これが問題なんです。

人間は動物と違って2本の足で上手にバランスを取って立ったり歩いたりしてる生き物です。

そのため,足の裏はバランスを取るための繊細なセンサーの役割もしてるんです。

多くの方が経験されてると思うのですが,靴に小さな砂粒とも石粒とも言えるよなものが入っただけで気持ち悪くて歩きづらくなりませんか?

このように足の裏はちょっとしたことでバランスが崩れて歩きにくくなるくらい繊細な器官でもあるんです。

これは人間だけでなく動物でもそうです。

例えば陸上で最大の動物である象は,足の裏で30~40m離れたところの音すらも感じ取ることができると言われてます。

象の足の裏は柔らかいのです。

犬や猫の肉球も衝撃を和らげたり,滑り止めの役割をしたり,また猫に限っては,象と同じように歩行時の触覚器としての役割をしているわけです。

そんな多くの役割をしてる足の裏を強い刺激を与え続けてガチガチの皮膚にしてしまっては,まさに百害あって一利なしです。

足つぼマッサージで不調が改善した人は身近にいますか?

足つぼマッサージ専門店が近所にありますか?

足つぼマッサージで胃のつぼを押したら胃潰瘍が治ったり,肝臓のつぼを押したら肝硬変が治ったりするようなことは,実際には,ほぼ無いのが現状だと思います。

もし,足つぼマッサージで本当に改善するのなら,改善したという話を周りで,たくさん聞くでしょうし,それこそ胃や内臓の不調で悩む方が足つぼマッサージ専門店に殺到し,足つぼマッサージ専門店がもっと盛り上がっているとは思うのですが,現実は足つぼマッサージで身体や内蔵の不調が改善したという話は,僕は身近では全く聞いたことがないですし,足つぼマッサージ専門店もここ名古屋市栄近辺でもほとんどありません。

この現状が,足つぼマッサージは効果あるのか?無いのか?を物語っていると思いますがどうでしょうか?

足つぼマッサージで期待できる効果とは?

足の血流の改善は期待できます。

ただ,足つぼマッサージが全く効果がないかといえばそんなことはないと思います。

足つぼを刺激することにより,足の血流が改善し,足が軽く感じたり,疲れが取れたり,冷えが改善したり,また血流の改善により,自己治癒力が活性化し,前述した意見のように胃潰瘍が改善するという可能性はゼロではないと思いますが,そこまでの効果を過度に期待しない方が良いのでは?と個人的には思います。

また,前述したように強い刺激は逆効果です。

あくまで足の血流が改善する目的なので,受けてる人がリラックスできるくらいの強さで十分だと思います。

豆知識

足は第二の心臓と言う人がいますが,これはふくらはぎのことを指していて足の裏のことではありません。

歩行などすることにより,ふくらはぎの筋肉が収縮・伸張を繰り返すことにより,心臓から遠く離れた足まで流れてきた血液をポンプのように押し返すことになります。

このため,ふくらはぎは第二の心臓と言われてます。

さいごに・・・

  • 足つぼは不調の箇所を痛みという信号で表してるだけであり,そこを刺激したからといって不調の改善はほぼ期待できない。
  • 足の裏は体のバランスを取る大事な器官なので,感覚が麻痺するほどの強い刺激でマッサージを受け続けてはいけない。
  • 足つぼマッサージにより,足の血流が改善し,足の疲れが取れたり,冷えの改善には期待できる。

足つぼマッサージを行ってるところがリラクゼーション店に多いことからも,個人的には足つぼマッサージは治療というより,リラクゼーション的な要素が強いような気がしています。

その際も決して,もんどり打って痛がるような強いマッサージではなく,痛気持ち良いくらいの強さで受けた方が良いと思いますよ。