もくじ
1つ目は寝返りしにくい就寝環境。では2つ目の原因とは?
以前に朝起きたときに腰が痛い1つ目の原因として寝返りしにくい就寝環境,そして,この就寝環境で痛みが出やすい人は腰を曲げると痛みが出るタイプの方に多く見られるという話もさせてもらいました。
腰を曲げると痛みが出るタイプの方はいわゆる反り腰の人です。
この反り腰の人は,仰向けやうつ伏せで寝ると腰が反ってしまって,腰に負担がかかってしまいます。
そのため,仰向けに寝ると腰が痛くなってしまいます。
でも横向きに寝ても朝起きると腰は痛い・・・。
仰向けに寝ると腰が痛いので,横向きになって寝てみると腰の痛みが軽減するので,横向きになって寝る事が多いのですが,これがまた朝起きたときに腰が痛くなる原因となるのです。
そもそも反り腰の原因とは?
そもそも反り腰の原因は,太ももの前側の筋肉が過緊張により縮むため,骨盤が前に傾くからです。
骨盤が前に傾いた状態だと,普段から股関節は常に少し曲がった状態になっており,それが股関節の動きを硬くし,腰痛の原因となります。
横向き寝は,股関節を曲げて寝ることになります。
横向き寝は腰への負担が減るのですが,股関節が曲がった状態のままなので骨盤も前に傾いたままであり,起床時に腰への負担が大きくなるため,腰に痛みが出るのです。
1.仰向け時に膝の下にクッションを入れて寝る。
この寝方だと横向き寝と同様に股関節は曲がったままですが,朝起きたときに腰が痛くなる原因である,骨盤が前に傾いた状態から骨盤が後ろに傾いた状態になるので改善・予防できます。
2.寝る前に太ももの前の筋肉をストレッチ
骨盤が前に傾く原因や股関節が曲がったままになる原因は「太ももの前側の筋肉が縮んでいる」ことですから,この筋肉を寝る前にストレッチします。
こんな感じで右足,左足と順番に20~30秒ほど,このままの姿勢で静止して伸ばしてあげましょう。
膝を椅子やベッドに乗せて行った方がやりやすいかも。
どんなストレッチでもそうですけど,痛みが出ないように無理をせず行ってください。
朝起きたときに腰が痛い2つの原因を紹介しましたけど,腰痛の原因は様々で,また原因がいくつも複雑に重なってる場合もあります。
今回紹介した方法でも改善が見られない方は当店のような専門店にご相談下さい。