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「足つぼ」は強いほど効果があるのか?

前回に引き続き,

「足つぼ」についてお話します。

足裏には,多くの感覚受容器が存在しています。

これらの受容器は,

地面の状態や身体の重心の位置などを脳へ伝え,

私たちがバランスよく立ったり

歩いたりするための重要な役割を担っています。

誰でも一度は,

靴の中に小さな石が入ったまま

歩いた経験があると思います。

米粒よりも小さな石でも

気になって歩きにくくなるのは,

それだけ足裏が繊細な感覚を持っている証拠です。

そのため,

足つぼマッサージなどの足裏への適度な刺激は

気持ち良く感じたり,

足が軽くなったような感覚を得られたりします。

しかし一方で,

テレビやYouTubeなどでは,

足裏を強い力でグリグリ押され,

痛みでもんどり打つような場面を

見かけることがあります。

単発で受ける程度であれば

大きな問題になることは少ないと思います。

ですが,

こうした強い刺激を頻繁に受け続けると,

身体は刺激から身を守ろうと適応し,

足裏の角質が厚くなることがあります。

実際に,

長年強い足つぼ施術を受け続けた結果,

足裏全体が硬くなっている方を

何人も見たことがあります。

角質が厚くなると,

足裏が本来持つ繊細な感覚が鈍くなり,

地面からの情報を

受け取りにくくなる可能性があります。

その結果,

歩行や荷重バランスに影響し,

膝や股関節,腰への負担につながり,

膝痛や股関節痛,腰痛につながる

可能性もあります。

足裏に限らず,

身体は強い刺激を受け続ければ受け続けるほど

良くなるものではありません。

むしろ強い刺激を受け続けることによる

身体への影響についても

知っておく必要があります。

身体に良いと思って続けていることが,

気づかないうちに

身体へ負担をかけていることもあります。

身体は強い刺激で変わるのではなく,

適切な刺激によって変化していくものです。