さて,補聴器ではなく
「骨伝導集音器」
を購入してみたわけですが,
実際に使ってみてどうだったのか?

結論から言うと,
良い点と割り切るべき点が,
はっきり分かれる製品でした。
まず,補聴器を使っていた時に気になっていた
- 耳の中がかゆくなる
- 上下の向きなど装着が高齢者には分かりにくい
- フィット感がイマイチで落としやすい
といった問題は,ほぼすべて解消されました。
骨伝導は耳の穴に入れないため,
かゆみや違和感は,ほとんどありません。
さらに,この製品は本体自体がとても軽く,
装着による負担やストレスも,
ほとんど感じない様子でした。
装着についても,
最初のうちは多少戸惑っていましたが,
慣れてしまえば,以前の補聴器よりも
スムーズに付けられるようになりました。
また,構造的にも小さな補聴器と違って,
「気づいたら落ちていた・・・」
というリスクはかなり減った印象です。
このあたりは,高齢者が使う上では
大きなメリットだと感じました。
ただし,肝心の “聞こえ” については,
やはり違いがあります。
耳の穴に直接入れる補聴器と比べると,
音の明瞭さや,細かい聞き取りやすさは
劣る印象です。
とはいえ,何も付けていない状態と比べれば,
明らかに聞こえは良くなっており,
日常会話もある程度は成立します。
周囲の人間としても,
何度も聞き返されるストレスは
軽減されたと感じました。
しかし,
実際に使ってみて意外と厄介だったのが
「操作面」です。
この製品は,充電すると自動で電源がオフになり,
使用する際には電源ボタンを長押しして
オンにする必要があります。
この「長押し」という操作が,
高齢者にはなかなか難しい。
結果として,電源が入っていない状態のまま
「ただ,付けているだけ・・・」
になっていることが,何度もありました。
見た目では分かりにくい分,
家族側も気づきにくいのが
地味に厄介なポイントです。

