みなさん,ご存知の
骨をポキポキ鳴らす「ポキポキ整体」。
実は,平成13年(2001年)に厚生労働省が
危険性を指摘する通知
を出しているにも関わらず
今でも,多くはありませんが,
ポキポキ鳴らす施術を行ってるところがあります。
なぜ,こうした状況が続いているのでしょうか?
もくじ
法的規制の限界
厚生労働省の通知では,
首への急激な回転操作(スラスト法)について
「患者の身体に損傷を加える危険が大きいため,
禁止する必要がある。」
と明記されています。
しかし,これはあくまで「通知」であり,
法律ではありません。
そのため罰則規定がなく,
違反しても直接的な処罰を受けることはないのです。
消費者を惹きつける要因
ポキポキ整体を嫌う人が多い中,
一方でポキポキ整体を好む人らも一定数存在します。
その背景には,強い心理的要因があります。
関節が鳴る瞬間の爽快感と,
その直後に感じる可動域の改善は,
「効いた」という実感を与えます。
この即効性のある感覚的満足が,
医学的根拠以上に人々を惹きつけるのです。
また
「ポキポキ音がする=何かが治った」
という連想も強く働きます。
音という明確なフィードバックがあることで,
施術の効果を実感しやすく,
満足度が高まります。
実際の治療効果とは別に,
このような心理的な期待効果が大きいのです。
施術者側として
施術者側から見ても,
ポキポキ鳴らす技術は,患者に
「すごい技術だ」
と思わせやすく,
リピーターを獲得しやすい
ビジネスモデルとして機能しています。
また,上記の厚生労働省の「通知」に関しても
知らずに行ってるところもあるし
知ってても罰則がないために
そのまま続けているケースがあります。
危険性が一般的に認知されていない
一般人は上記の厚生労働省の通知や,
首のポキポキ施術が,
脳卒中のリスクを高める
可能性があることを知らないのです。
エビデンスに基づいた情報よりも,
知人の体験談や口コミの影響力が
強いのです。
まとめ
罰則規定がないと言っても,
危険な施術であることは変わりありません。
それらを踏まえて,今,ポキポキ整体へ通ってる方は,
一度ゆっくり考えてみてください

