【腰痛】朝起きたときに腰が痛い2つの原因 1つ目

朝起きたときに腰が痛い原因は主に2つあります。

朝起きたときに腰が痛い1つめの原因とは?

朝起きたときに腰が痛い方は,意外と多くて

  • ベッドから起き上がる時が痛い。
  • 朝,顔を洗う時が痛い。

など,朝からつらい思いをされています。

この起床時の腰痛の原因ですが,主に2つの原因があって今回は1つ目の原因についてです。

原因は就寝時から起床時まで寝る姿勢が変わらない。

寝返りしていないか,あまり寝返りしていないのです。

寝返りが少なくて寝相が良い方が腰に良さそうな気がしますが,ある調査によると寝返りが多い方は,寝返りの少ない方に比べて腰痛の方が少ないという結果が出ています。

MEMO
ちなみに一般成人の寝返りの平均は20回といわれていますが寝返りの少ない方は10回以下の寝返りしかしていないのです。

では,なぜ寝返りをしないと腰が痛くなるのでしょう?

寝返りが少ないということは,寝ている間に長時間,同じ姿勢を取り続けていることになり,体重が様々な箇所にかかり続けている状態になります。

特に長時間仰向けで寝続けると,内臓の重みが背骨にかかるため,寝てる間に腰が曲がった姿勢を続けることになるんです。

このため,起床時に腰が痛くなるのです。

これとは逆に,寝返りが多いということは,無意識のうちに体重がかかる場所を頻繁に変えることになり,身体の負担を軽減させているのです。

寝返りが少なくなる原因とは?

寝返りが少なくなる原因,それは寝具や就寝環境です。

当店に来店される患者様のお話をお聞きすると,寝起きに腰が痛い方は,柔らかい寝具で寝ている方が多いのです。

なぜ柔らかい寝具だと腰が痛くなるかというと,寝具が柔らかいと身体が大きく沈み込むために寝返りがしにくくなります。

また,柔らかい寝具で前述のように仰向けで寝ると背骨の沈み込む量が多くなるため,より腰痛になりやすくなります。

その他にも寝具を置く環境として,壁の近くで寝たりすると無意識のうちに壁の圧迫感を感じて寝返りをうたなくなります。

一度,寝る場所を変えてみましょう。

寝具を変えるのは大変ですので・・・

寝起きに腰が痛くなる方は,一度,畳やフローリングの部屋に布団を敷いて寝てみてください。

もし,これで寝起きの腰痛が改善されていれば,原因は寝具ということになります。

当店でもこのやり方を試して寝起きの腰痛が改善された方が結構いらっしゃいます。

お手軽な方法だと思いますので,腰が痛い人は是非やってみてください。

さいごに・・・

でも,寝具を変えても寝起きの腰の痛みが変わらないこともよくあるのです。

というのも,腰痛のタイプはざっくり分けて

腰を反って痛みが出るタイプ
腰を曲げて痛みが出るタイプ

の,2種類があり,(ホントはもっと様々なタイプがありますよ。^^;)今回のようなケースは,この腰を曲げると痛みが出る方に多く見られます。

それとは別に腰を反ると痛みが出るタイプの方で,起床時に腰が痛くなるのはまた別の原因なのです。

それはまた別で説明します。