「長生きしてくださいね」
この言葉には,相手を思いやる優しい気持ちがあります。
でも,この言葉には少し違和感を感じます。
当店に来店される高齢者の方の中には,
「もう十分生きたよ。」
「家族に迷惑をかけたくない。」
「寝たきりにはなりたくない。」
そんな本音を話してくださる方もいます。
多くの高齢者の方が望んでいるのは,
ただ寿命を延ばすことではなく,
「元気に,自分らしく生活できる時間を少しでも長く保つこと」
なのだと感じます。
これは,ご家族の願いも同じではないでしょうか?
ご家族の方が,
「一日でも長く生きてほしい。」
そう願うのは,ごく自然なことです。
しかし,その願いの本当の意味は,
「苦しみながら長く生きてほしい」
ではなく,
「元気で笑顔のまま,一日でも長く一緒に過ごしたい。」
ということではないでしょうか?
寿命の長さだけではなく,
元気に過ごせる時間を願っているご家族は
多いように感じます。
当店にも時々70代,80代の方が来られます。
皆さんがお話しされるのは,
「長生きしたい。」
ということよりも,
「最後まで自分の足で歩きたい。」
「家族には迷惑をかけたくない。」
そんな願いです。
人は,
「何歳まで生きるか?」
よりも,
「どのように毎日を過ごせるか?」
が大切なのではないかと感じています。
「長生きしてくださいね」
という言葉が悪いわけではありません。
その言葉に励まされる方も
たくさんいらっしゃいます。
ただ,人によっては,
「いつまでも元気でいてくださいね。」
「またお元気なお顔を見せてください。」
そんな言葉の方が,
より心に寄り添えることもあるかもしれません。
残念ながら整体では寿命は延ばすことは出来ません。
しかし,身体の不調が和らぎ,
元気に動ける時間を少しでも長く続く
お手伝いはできるかもしれません。
コリや痛みを改善するだけでなく
「元気に,自分らしく過ごせる毎日」
を大切にしたいですね。

