整体院や整骨院で
「骨盤が歪んでいますね」
「骨盤矯正をしましょう」
と言われた経験がある方も
多いのではないでしょうか?
確かに,
骨盤まわりのバランスの崩れや
身体全体の使い方の偏りが,
不調に影響するケースはあります。
腰痛や股関節の違和感,
姿勢のクセなどと関係することもあるため,
「骨盤」がまったく関係ないとは言いません。
ただ一方で,何でもかんでも
「骨盤のゆがみ」
が原因にされてしまっているケースが
少なくないということです。
そもそも「骨盤のゆがみ」という言葉は,
実は医学的に
明確な定義があるものではありません。
レントゲンなどで
明確に異常が確認されるような話とは別に,
整体や整骨の現場では
かなり幅広い意味で使われている言葉です。
そのため
「肩こりも骨盤」
「腰痛も骨盤」
「自律神経の不調も骨盤」
「痩せないのも骨盤」
というように,
何でも骨盤のせいにしてしまう説明も
存在します。
もちろん,
実際に身体のバランスが整った結果として,
動きや痛みが楽になる方もいます。
ただ,
「骨盤が歪んでいる」
と断定された時は,
一度冷静に考えてみてほしいと思います。
本当にその説明に根拠があるのか?
何でも骨盤のせいにしていないか?
こうした疑問は
持っておいた方が良いでしょう。
身体の不調は,
生活習慣,疲労,筋肉の緊張,
自律神経の状態など,
様々な要因が重なって
起こることがほとんどです。
「骨盤が歪んでいます」
と言われて不安になる方は
少なくありません。
だからこそ,
不安を煽る説明を
そのまま鵜呑みにするのではなく,
一度冷静に考えてみることも
大切だと思います。
